伝統工芸の復興・普及に尽力する鋳物師と、重い病気の子どもを持つ家族が家で一緒に生活をするための医療介護サービスを提供する看護師。今回お招きするお二人の若き起業家は、中身こそ大きく異なりますが共に遠賀で起業して精力的に活動を続けている方々です。

日時：10月31日（水）　19:00～21:00（受付開始　18:30～）

◆プログラム：

１． 遠賀信用金庫の事業紹介（19:00～19:15）

２． 起業家のプレゼンテーション（19:15～20:15）

〇八木鋳金　芦屋鋳物師（あしやいもじ）
　八木　孝弘（やつき　たかひろ） 氏

　南北朝時代から続いた伝統の芦屋釜は江戸時代初期の400年前に途絶えてしまいましたが、福岡県遠賀郡芦屋町は芦屋釜の復元・復興のために「芦屋釜の里」を開設し鋳物師の養成を始めました。そこで16年間、鋳物師養成員として研鑽を積んだのが八木氏です。平成25年に独立・開業してからは芦屋町を拠点に茶の湯釜や茶道具等の鋳造製品を製作・販売しながら、新しい芦屋鋳物師像を模索しつつ茶道会を中心に鋭意活動中です。

【プロフィール】
　1972年福岡市生まれ。1995年に九州産業大学芸術学部デザイン科を卒業。1997年に芦屋釜の里・鋳物師養成員に採用。2012年、東寺（京都府）に奉納する鉄鏡を制作。芦屋町から五島美術館（東京都）へ寄贈する復元釡製作。芦屋釜の里にて16年間の養成期間を修了し2013年に独立。
　芦屋町から裏千家（京都府）へ寄贈の茶の湯釜制作、（公財）日刀保たたらへ寄贈する茶の湯釜制作。2014年、泉屋博古館本館（京都府）、分館（東京都）展覧会へ作品展示。2015年、芦屋町から表千家（京都府）へ寄贈のための茶の湯釜制作。2017年、福岡三越開店20周年特別展「芦屋釜の美」で作品展示。2018年、芦屋町から細見美術館（京都府）へ寄贈の復元釡制作。小倉城庭園（北九州市）企画展「和鉄のみやび」に作品展示。

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〇こどもデイサービス　にこり
代表　松丸　実奈（まつまる　みな） 氏

　重い病気を患う子どもの在宅療養を家族が続けるには医療介護の支援、適切なアドバイスや相談する相手などさまざまなサポートが必要です。しかしながら、子どもに特化したサービスを提供できる施設は決して多くありません。
　NICU（新生児集中治療室）で働いた経験を持つ松丸氏は、友人の子どもが大きな病気を抱えた状態で誕生した場面に直面したとき、小児専門の訪問看護ステーションを設立する決意をしました。そしてその日以来、「家族で暮らしたい」という思いをサポートするお手伝いを日々続けています。

【プロフィール】
　1978年北九州市八幡東区生まれ。看護学校卒業後、北九州市立医療センターNICUで勤務。結婚後、千葉県へ転居。総合病院で外科病棟、手術室勤務。潜在看護師の看護師復帰支援活動、院内の教育を担当。2011年に福岡へ戻り、介護職員や看護師向けの職業訓練校の講師を務める。2016年6月合同会社三本松設立、同年8月「小児の訪問看護ステーションにこり」設立。2017年9月「こどもデイサービスにこり」設立。2018年6月「小児の相談支援事業所にこり」、「小児のヘルパーステーションにこり」設立。2018年8月「小児の訪問看護ステーションにこり」小倉南サテライト設置。現在、NPO法人にこり開設に向け申請中。喀痰吸引研修機関のため申請中。

３．意見交換・参加者全員交流（20:15～20:55）
　（ご自身のPR・広報物、名刺があればご持参ください）
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◆場所：遠賀町起業支援施設PIPIT（JR遠賀川駅下車徒歩1分）
◆参加料：無料
◆募集人数：30名（先着順で予約受付、定員になり次第しめきります。）
◆申込方法：ホームページ申込フォームもしくは、PIPITへ電話、メール、FAXでお申し込みください。
◆託児申込締切日：10月24日（水）17時までにお申し込みください。
※当施設にはエレベーターがございません。車いす等のご来場で介助が必要な方は申込時にその旨お知らせください。職員が対応します。
≪申込・お問い合せ先≫
【遠賀町起業支援施設PIPIT（ピピット）】
福岡県遠賀郡遠賀町遠賀川一丁目６番５号
TEL：093-293-2616　　FAX：093-293-8234
Mail：info@pipit-onga.jp　URL : https://pipit-onga.jp